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ひみつの楽園へようこそ。なんちてー(笑) 単なる日常のつぶやきだー。
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それなりに長いこと生きてきても、世の中はまだまだ知らないことだらけだなあ。
母が末期がんで余命数ヶ月と診断されてから半年以上がすぎた。
もう抗がん剤の治療はなくて、抗生剤と栄養剤の点滴と痛み止めの注射のみ。
こんなんだったら自宅で逝きたいなあ・・と本人が言うので、ヨシ連れて帰ろう!ということにした。

自分ちに帰るってことをわりと簡単に考えてたんだけど、コトはそう簡単にいかないんだね・・・。知らなかった・・・。

まずは担当医の先生に在宅ケアしたいという旨を伝え、病院のガン相談支援室のソーシャルワーカーさんに相談に行く。
そこで在宅ケア実施にいたる流れを教えてもらって、どんな手続きが必要か、自宅でどんな準備が必要かなどいろいろ説明をうける。
で、まずは大至急市役所に行って介護認定の申請をしてくるように指示をうける。
というわけで、市役所の高齢者福祉課へcc= cc=┌( ・_・)┘
ほんとは介護保険証が必要なんだけど、わからなければフツウの保険証持参で「本人が入院中で保管してある場所がチョットわからない。末期がんで余命いくばくもないので急いでいる。」と言えば緊急で対応してくれる。
(ふつうは認定がおりるまでに1ヶ月~1ヵ月半かかる)

ウチの場合は申請した翌日に認定員の訪問調査をセッティングしてもらえた。
認定員の訪問調査の結果、要介護状態区分がコンピュータで導き出される。
市役所では本人の病状についていろいろ記入する問診表みたいなのを渡される。
家族から見た患者本人の病状や生活の様子などについてたくさんの質問がかかれてる。
それをすぐ書いて病院の医療相談窓口を経由して担当医に渡してもらう。
そうすると担当医が主治医意見書というのを作成してくれる。
認定員の訪問調査結果+主治医意見書がそろったら、専門家による介護認定審査会で要介護状態区分が正式に決まる。
これにより電動ベッドやポータブルトイレなどを1割負担程度で用意できるようになるし、入浴の介助なども頼めるようになる。

申請の翌々日には病院の担当医と看護師、往診してくれる医師と訪問看護師、ケアマネージャー(病院のガン相談支援室が選定してくれる)、介護する家族で集まって意見交換会。
どういったケアを行うのか具体的に決まる。
うちら家族が気をつけねばならないことなどもこの場で指示がある。

これと同時進行で自宅の環境を整備する。
まず、リビングなどの家族が集まりやすく適度な広さの部屋を確保する。
そこに電動ベッドやポータブルトイレを設置する。
玄関周りを片付けておくことも必要。
家族が仕事を持っている場合は、就業先との調整も必要。
母が家でひとりになる時間を作らないようにするため。

それが済んだらやっと在宅ケアのスタート。
最短でも1週間くらいはかかる。
ウチの場合は来週の月曜日から在宅ケア開始の予定。
さて、どうなることか。
少しでも長く自宅で過ごせますように。。。


家族が末期がんで余命宣告なんか受けちゃうと「認めたくない」という気持ちが働いて、なかなか現実的な行動が取れなくなる。
いま目の前でフツウに立ったり歩いたり食事したり出来てるのに、終末期医療のことを考えるってホントにむずかしい。
まるで死ぬのを待ってるみたいな気がしてどうしても向き合えなかった。
けど、実際は余命宣告を受けたらなるべく早い時点で介護認定の申請だけはしておいた方がいいんだなと思った。
ま、今さらなんだけど(笑)
家族全員がそういうことを考える必要はないかもしれないけど、1人くらいは冷静にこういう準備を淡々とこなせる人間が必要かも。
ウチの場合は私がその役目を担うべきだった。
頭では分かってたんだけどついつい・・・。
(--;)


さて、今週いっぱいの休暇申請はしてあるんだけど、来週以降もひきつづき休めるかなあ。
休暇がダメでも短時間労働にはしてもらわねば。
あとで相談しよ。
はぁ~面倒くさい(ぽそっ)


まずは実家のリビングを片付けなければ。
腰がグキっとならんように気をつけよう・・・(^^;)

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プロフィール
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じゅうぞう
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女性
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機械・電気系CADオペレーター
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読書・果実酢作り
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