2週間ほど前にAさんは妄想変態バカ野郎に、はっきりと拒絶の意思表示をした。
妄想変態バカ野郎が「Aさんどうしたの?元気ないね、仕事がつらいなら部署異動とかする?」と、寝言をほざきおったことで、Aさんの何かがプチっといったらしい。
仕事は問題ありません。
どんなに大変でも頑張りますから。
でも、触られることには我慢なりません。
仕事に支障をきたしてはいけないと、ずっと我慢してきましたが、もう耐えられません。
体調を崩すほと気持ちわるいです。
触らないでください。
そちらがセクハラ行為をしているのに、なぜ私が異動しなければならないのですか?
と。
よく頑張った。
面と向かってよく言えた。すごい。
しかし、妄想変態バカ野郎はそんじょそこらのアホとは訳が違った。
筋金入りのアホだった。
「体調崩すほど嫌なら早く言ってくれればよかったのにー、ごめんねー」
だと。
その場に私がいたら、ソッコー3階事務所の窓から逆さ釣りにしてやったのに。
Aさんから相談を受けたので、もうひとりベテラン女性社員に声をかけて、あれこれ対応策を練った。
私はなんつってもハケンだからな、いざという時に表立って行動できない。
まずは、直属の上司に報告。
Aさんが落ち着いて説明できるよう、被害内容をメモにまとめてから面談に。
上司のおっちゃんは「まさか…」と絶句するも、しばらく考えてから、「そういうことか!」と合点がいったもよう。
前からもやもやと違和感を感じていたらしく、具体的な報告を受けたことで全てが繋がったそうな。
激おこプンプン。
部署で今後も頑張りたいというAさんの意向を尊重して、水面下で静かに対応を進めることに。
上司のおじさんはバカ野郎と面談をし、厳しく問い質した。
ところが、バカ野郎は「そんなつもりじゃなかった」の一点張り。
上司のおじさん、さらに激おこプンプン。
今日は朝イチで、部門長の偉い人②と上司のおじさん、さらにベテラン女性社員を加えた四者面談となった。
メモを見ながら、ぶるぶる震えながら、涙を堪えながら、Aさんは被害を訴えた。
部内のチーム異動だけでどうにか対応してもらいたい、妄想変態バカ野郎を正式に処分しないでほしい、変な噂を立てられたくないから、と頑張って希望を伝えた。
偉い人②も激おこプンプン。
そりゃそうだ。
バカ野郎はチーム異動、Aさんもチーム異動。
ただし、バカ野郎は最も仕事しない加齢臭おやじとコンビを組ませることに。
Aさんはバカ野郎と仕事でかかわらなくて済むチームに異動させてもらえることに。
候補となるチームは3つ。
うち1つは私の所属するチーム。
いっしょに働けるなら嬉しい限り^^
さっそく午後イチでバカ野郎を別フロアのチームに異動させた。
偉い人②のすぐ目と鼻の先にある忙しいチーム。
応援という名目で。
偉い人②の迅速な対応にほっとしたのか、Aさんは風邪っぽいと病院へ。
早く治して来週から新しい気持ちで、また頑張ってもらいたい。
とにかく、よかった。
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