営業マンが偉い人①にアポイントを取った。
来週の月曜日に、愛人の契約終了と私の時給アップ交渉をする。
営業マンは用件をきっちりとは言わず、私の契約にかかわる用件とだけ伝えたようだ。
しかし偉い人①に常識は当てはめられないww
嫌な予感がするぜい…と思っていたら、案の定だったww
私のところへ来て肩をトントン。
事務所外に呼び出され「おい、お前なにか言ったのか」ときた。
直接きくなww
あほんだらww
ほんとのことを答えるわけないだろがww
ピュアか、ピュアなのかww
「おい、お前なにか言ったのか」
「は?」
「営業マンになにか言ったのか?」
「なんの話をしとるの?」
「あいつが契約の話とか言ったけど、なんだ?」
「そんなこと私にわかるわけない(笑)」
「じゃあなんだ?」
「知らんちゅうの(笑)」
「契約終了の話とか言っとったけど、なんや、辞めたいんか?」
「そんなこと言ってないけど、時給は上げてほしいって言ったよ」
「なんや時給の話か」
「じゃあするっと上げといてw」
「誰かと比べて少ないとか、そういう意味か?」
「誰かと比べて少ないってことじゃないけど、もし比べるとすれば愛人だわね、あの人と私の時給が数十円しか違わないのはおかしいでしょう?」
「お前のレートはこれ以上上げれんぞ、知っとるだろう?」
「レートなんか知らんし、派遣会社がハネる割合も知らんわ」
「知らんのか?」
「知らん、派遣会社が余分にハネたとしても私ら派遣社員にはわからんよ」
「お前が設計やるなら時給あげれるぞ、いま設計やっとるんか?」
「やってないし、そんなことやるつもりないわ、だけど社員が仕事の説明をはしょりすぎなのは間違いないよ」
「お前、もしかして正社員になりたいんか?」
「はあ?」
「3年のアレがあるだろ、そのアレで正社員になりたいんかと思って」
「そんなこと一度も言ったことないでしょう、そのつもりは更々ないし、私は派遣のまま65才くらいまでゆるっと働きたい」
「そうだよなあ、前にそう聞いたもんなあ」
「この年でいまさら正社員なんて面倒くさいわ」
「ほんなら、あいつ何の話で来るんだ?」
「だから、知らんてw」
偉い人①と私は同世代なのでいつもタメ口をきく。
私の方がひとつ年下だけど、入社は3年早いからチャラってことらしい(笑)
それはさておき。
偉い人①は悪人ではないが、アホなのである。
話が通じねぇぇぇww
ちょっとずつずれてずれて、最終的に遠く離れたところに着地する感じ。
社員の男どもはこれを面倒くさがって、偉い人①に重要案件以外は何も相談することがない。
本来ならば愛人のダメっぷりを報告すべきところだが、反応がいちいちずれて軌道修正が厄介だからとサボっちまったわけだな。
わからぬでもない。
しかし、そこはビジネスと割りきってやってもらわにゃ。
私には、ビジネスと割りきって愛人と折り合いをつけろと言ったんだから。
毎日毎日なんやかんやと愛人のやらかしを修正しつつ、通常の作図を短納期でこなし、だからといっていちいち愛人のやらかしについてブツブツ言わず、にこにこと愛想よく仕事せよとは、いくらなんでも無茶ぶりが過ぎるだろう(笑)
問題は、ここなんだな。
社員は愛人にまともな説明をしなかった。
愛人は何も確認せず勝手に書いちゃった。
社員はまともにチェックしなかった。
(あるいは、チェックはしてもミスを指摘しなかった)
それらを全部ひっくるめて私が修正する。
この状況を偉い人①は知らない。
偉い人①の目には、私も愛人も同じなんである。
私が愛人の尻拭いをしていることを全く知らないんである。
毎日毎日あれだけの図面を書いて、さらに愛人の尻拭いもしているとなれば、時給に差をつけるのは当然だと思うだろう。
でも、何度も言うが、知らないから、偉い人①は。
社員の男どもが保身のために報告しないから。
呼び出された時に、よほど言ってやろうかとも思ったが黙っておいた。
なぜならば、ババア同士の揉め事にされたくないから。
そもそもこれは営業マンの仕事。
私がやることではない。
愛人がいかにダメなのか、そこを理解してもらうのは難しいだろう。
聞く準備が偉い人①に出来ていない。
下手したら、いじわるババアの私が、かよわい愛人をいじめているととられかねない。
可能性は限りなくゼロから遠い(爆)
私の時給はこの際どうでもいいから、愛人の契約終了だけは何とかしてもらいたい。
契約を終了するに足る理由がある。
これが理解できないなら、もう私は辞めてもいいのかなと思う。
偉い人①は月曜日の営業マンとの面談のあと、愛人の仕事ぶりについて必ず社員の男どもに聞くはず。
その時に社員の男どもが「愛人は使えない」ときちんと言えば、偉い人①とて考え直すだろう。
言っても考え直さない、あるいは社員の男どもが私を悪者にして逃げるようなことになったなら、また改めて今後について考えることにしよう。
いまはまだ考えても仕方ない。
すべては月曜日に決まる。
[3回]
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