ネガティブ女子はぐずぐずの峠を越えて、どうやら一皮むけたようだ。
先日上司からふいに呼び出され、四半期ごとの評価について説明されたそうだ。
昔の彼女ならテンパって話の半分も聞けなかっただろう。
ところが、その時は平常心で静かに評価を受け止めることができたらしい。
そんな自分にとても驚いたという。
さらに、昇級試験用のプレゼン資料を上司に見せたら大層ほめられたらしい。
そりゃそうだ、ほぼ私が作ったんだからww
という台詞は飲み込んだ(笑)
ネガティブ女子は私の下書きをパワポで清書しただけだが、パワポに初挑戦して悪戦苦闘したことや、自分の過去の仕事の棚卸しなど、不慣れな作業の連続は彼女にとっては大仕事だったと思う。
私のところへちょこちょこ質問に来たり、出来上がったものを見せに来たり、一生懸命作っていた。
そういう経緯で作ったものを上司にほめられたことが、とにかく嬉しかったと。
来期はチーム異動になるそうで、ほめてくれた上司とは離れてしまうが、新しい上司からもこの資料についてリアクションがあったらしい。
せっかくきちんと出来ているから、もう少し修正してより良いものにしなさいと。
これにも大層おどろいていた。
自分のようなゴミに手を差しのべてくれるなんて!ということらしいww
ヲイww
しっかりしろww
ふむ。
妙な達成感があるなww
私のことじゃないのにww
ネガティブ女子の負のオーラに飲み込まれそうになったのをぐっと堪えて、ばんばんお尻を叩いたり、優しく諭したり、静かにうなずいたり、手を変え品を変え辛抱した甲斐があったww
ぬいぐるみ湯タンポを抱えて歩く謎の妖精が、実は使える妖精だったんだよと、管理職のみなさんに示すことができた。
喜ばしいことだ。
ネガティブ女子は、ニューネガティブ女子に変身した。
ネガティブはそのまま(笑)
でもいい、それで。
ネガティブの反対側のポジティブを目指す必要はない。
ネガティブでいい、ぐずぐずでいい、それを自分で認めていれば。
私ネガティブですけど何かww…ならアリ。
もうこのまま面倒くさい人の二代目を襲名するしかないのかと諦めかけていたけど、まさかまさかの大逆転。
ポジティブじゃなくても大丈夫。
ややネガとややポジの間を行ったり来たりすればよい。
うっかり超ポジティブになると揺りもどしが大変だから。
うっかり超ネガティブになっても大丈夫。
そこから脱出する手順をもう覚えたから。
大嫌いな面倒くさい人と同じチームに配属されることを聞かされても、ほぼ平常心で過ごしている。
以前の彼女なら、この世の終わりとばかりにクヨクヨ悩んでいたことだろう。
嫌いなことは変わらないけど、たぶん何とかなる気がすると言ってにこりと笑った。
実に見事な剥けっぷり(о´∀`о)
素晴らしい。
ネガティブ女子が重すぎて転職しちゃおかしらとちょっと思ってたんだけど、我慢して踏ん張ってよかったわ~。
昼休みにいっしょに食事する人数も増えて、ふたりっきりの濃~~い時間が薄まった。
ありがたいことだ。
助かった。
いやほんとマジで。
ネガティブ女子のがんばりに感謝(^o^)
楽しい気分で春を迎えられそうだ。
[3回]